これは美しい!砂上に枯山水のような模様が自動で描かれるテーブル「SISYPHUS」

Japaaan編集部

海外のクラウドファンディングで2億円以上もの支援を募ったというプロジェクトが日本上陸です。今回紹介するのは、日本の枯山水からヒントを得てアメリカで生まれた、魔法のようなアートなテーブル「SISYPHUS」です。

枯山水とは、水を用いずに、石・砂などにより風景を表現する、日本庭園などで目にすることのできる庭園様式。日本にお住まいの方なら一度はその美しい光景を目にしたことがあるでしょう。

「SISYPHUS」はその枯山水のような芸術を、ガラステーブルの中に敷き詰めれた砂の上に鉄球を転がすことで表現する魔法のようなテーブルなんです。

鉄球が描く神秘的な模様は30種類以上もあり、模様のデータはプレイリスト化されており、一つの「トラック(道)」が完成すると、次の模様が始まり上書きされていきます。

プレイリストの選択・新規作成はスマートフォンのアプリ上で行い、ボールが転がる速度や、テーブル内部の照明の明るさの変更などもアプリから設定ができます。

気になるSISYPHUSの仕組みは、テーブルの裏側には、鉄球を引っ張るための磁石を動かすモーターロボット、Sisbotがあり、Sisbotは超小型PCで制御され、緻密に計算された極座標プログラムに従って動き、磁石を引っ張り模様を描いていきます。

このSISYPHUSが完成したのは驚くことに約20年前もまえなんだとか。発表当時はアート作品として直径3メートルの大型のSisyphusを作り、スイス、ドイツ、米国、カナダ、ポーランド、オーストラリアなど多くの美術館に作品を納め、多くの来場者から称賛されたそうです。

そのSISYPHUSが現在では家庭で楽しめるまでになったわけですね。海外クラウドファンディングではわずか30日でおよそ2億円の資金を調達し、1500人以上の支援者の元にSISYPHUSが届けられたそうです。

テーブルの種類はサイドテーブル(幅約56cm・高さ約56cm)とコーヒーテーブル(幅約92cm・高さ約41cm)、そしてハードウッドテーブル(幅約92cm・高さ約41cm or 幅約122cm・高さ約41cm)の3種類。それぞれ複数カラー展開されています。

デザインの好みや飾りたい部屋の雰囲気に合わせてチョイスしてみてはいかがでしょうか。

SISYPHUSは現在、クラウドファンディングのMakuakeで支援を募っています。支援額は「SISYPHUS サイドテーブル」198,000円から。

 

動く球が砂に枯山水を描く魔法のテーブル「SISYPHUS」

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