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馬車 VS 人力車!明治時代、馬車に客を取られた人力車夫は人糞を投げ入れるなどの嫌がらせ

馬車 VS 人力車!明治時代、馬車に客を取られた人力車夫は人糞を投げ入れるなどの嫌がらせ

これまでに明治時代の公共交通機関である、蒸気機関車と一銭蒸気を紹介しました。

なんと女性専用車両も禁煙車両もトイレも完備!時代の先を行っていた明治時代の蒸気機関車

文明開化を象徴する物のひとつに挙げられるのが蒸気機関車。モクモクと煙を吐き、猛スピードで走るその鉄の塊は明治の人々を驚かせに違いありません。幕末に運行までしていた蒸気機関車日本人が蒸気機関車の…

明治時代の水上バス?軍艦として活躍した蒸気船も明治に入り「一銭蒸気」として庶民の足に

文明開化により、大きく様変わりした日本。街を歩く洋装の人々、京橋のガス灯、銀座の煉瓦街、新橋と横浜間で開通した蒸気機関車。その変りぶりは当時の浮世絵で垣間見ることができます。多くの河川が流れて…

明治時代を代表する交通機関で忘れてはいけないのが、人力車と馬車。明治東京の大通りを賑やかにした人力車と馬車ですが、この二者の間ではちょっとした争いがありました。

馬車の登場

『東京日本橋馬車道通行図著者』歌川芳虎

日本で馬車が登場したのは明治時代に入ってからです。それまでは動物が引く車といえば牛車でした。馬が使われなかった理由は諸説ありますが、馬は牛に比べると高価だったことが挙げられます。

幕末に開港した横浜の外国人居留地では、東京よりも先に道路の整備が進められました。横浜には馬車道という地名がありますが、これは横浜港と居留地を結ぶ道路として開通し、多くの外国人が馬車で通っていたことに由来しています。

東京では明治2年(1869)に乗合馬車会社が設立され、東京と横浜間で直通運行を開始しました。6人乗りの車を2頭の馬で引き、東京~横浜間は約4時間でした。

2ページ目 鉄道馬車の登場

 

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