日本時間の11日未明に、ノーベル医学・生理学賞の授賞式で京都大学の本庶佑特別教授が、紋付き袴の着物姿でスウェーデンのカール16世グスタフ国王から賞状、メダルを受け取りました。
この授賞式での着物姿が「とてもカッコいい!」とネットで話題になっています。ノーベル賞の授賞式での日本人の和装姿は1968年に文学賞を受賞した川端康成以来なんだそうです。
紋付き袴姿での授与といえば、今年の7月にフィギュアスケートの羽生結弦選手が、国民栄誉賞の授与式で地元・仙台の伝統工芸「仙台平」の袴で授与した時にも大変な話題になりましたね。
仙台平とは?フィギュアスケートの羽生結弦選手が国民栄誉賞授与式で着用した袴について
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本庶佑特別教授はこれまでの様々な授与式でも紋付き羽織を着用してきており、今回のノーベル賞授与式の前にも、日本で研究してきた心構えとして、授与式は和服でのぞみたいとおっしゃっていました。
和装姿で授与式に出席することが日本のメディアでここまで大きな話題になるというのも、なんとも不思議な状況ではありますが、きっと、”和装もいいな”と感じる人が増えるきっかけになったことでしょう。
こういった話題の積み重ねで和服に対する敷居が徐々に下がってきてくれるとうれしいですね。
最後に、本庶さんの授与式の様子をどうぞ。