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白昼から堂々と女郎買いが行われていた?江戸の「宿場」も吉原遊郭に負けないほどの人気!
吉原は、男たちにとってあこがれの場所。行きたくても、なにかとお金がかかるので、そう簡単にはいけない人も多数いました。その点、宿場なら気軽に足を運ぶことができると人気!昼間であろうが、堂々と女郎屋に向かう客もいます。
江戸の宿場といえば、江戸四宿(品川宿、内藤新宿、千住宿、板橋宿)が有名。ぞれぞれの宿には、150人の遊女を置くことが認められていました。その中でもダントツで遊女が多かったのが品川宿で、女郎屋94軒・遊女は1,348人もいたというから、かなり賑やかだったことが窺えます。
吉原は江戸市中から北に位置していたので「北里」と呼ばれ、一方品川は「南里」と呼ばれました。宿の近くには、増上寺や薩摩藩邸があり、武士客や僧侶客が多かったのが特徴の一つ。
ただ、僧侶は女郎買いを禁じられていたので、医者の装いをして登楼したそう。他にも町人など、様々な職業の客が品川宿を訪れました。揚代は400~1000文と幅広いから、その分多くの人が利用できたのでしょう。
交通の要衝だった品川では、志士たちの集合場所や潜伏場所としても女郎屋が大活躍!実際に、高輪の東禅寺にあったイギリス大使館を襲撃した水戸浪士たちも、女郎屋に潜伏していました。景色がいいのも品川宿の魅力の一つで、窓の外は海が広がっており、開放感も抜群!
そして、江戸以外の宿場も賑わっていたようで…。
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