昨日、ユネスコ無形文化遺産の会議で日本が提案した遺産の登録審議が次の日に持ち越しになっていましたが、このほど正式に「来訪神:仮面・仮装の神々」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。
「来訪神:仮面・仮装の神々」は全国の来訪神行事10件をグループ化し、平成28年にユネスコ無形文化遺産への登録申請をおこないましたが、各国からの審査件数が多かったために審議が1年先送りになっていました。
平成29年にあらためて再提案し、今回のユネスコ無形文化遺産登録につながりました。
無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」に含まれる10件の行事はこちら。
- 甑島のトシドン(鹿児島県薩摩川内市)
- 男鹿のナマハゲ(秋田県男鹿市)
- 能登のアマメハギ(石川県輪島市・能登町)
- 宮古島のパーントゥ(沖縄県宮古島市)
- 遊佐の小正月行事 アマハゲ(山形県遊佐町)
- 米川の水かぶり(宮城県登米市)
- 見島のカセドリ(佐賀県佐賀市)
- 吉浜のスネカ(岩手県大船渡市)
- 薩摩硫黄島のメンドン(鹿児島県三島村)
- 悪石島のボゼ(鹿児島県十島村)
みなさんがお住まいの行事、ふるさとの行事はありましたか?
秋田県のナマハゲは全国的にも有名ですが、その他の地域の行事は名称を初めて知ったというものも多いのではないでしょうか。今回のユネスコ無形文化遺産登録を期に、各地の行事にスポットがあたり文化の保存と伝承においてプラスになればいいですね。
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