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江戸時代にはすでにゾウやラクダが来日、びっくり仰天な姿が見世物として大人気に!
長崎の出島にオランダや中国の商人が滞在するようになってから、異国の動物たちが日本にやってきました。特に象とラクダは2大スターと言われるほどの人気ぶり。
天皇から「従四位」の位を受けた象
享保13年(1728)に、ベトナムから象が8代将軍・徳川吉宗に献上されています。象をのせた船が長崎に到着したものの、日本には象をのせることができる大きな船がありませんでした。やむなく、象は長崎から徒歩で江戸に入ります。その途中で、当時の天皇がご覧になったのですが、このとき天皇から「従四位」の位を受けています。
江戸時代アニマル事情(1)皇室も夢中になった江戸時代の珍獣ブーム
現代の私たちがレジャーで出かける先の定番のひとつに動物園があります。しかし、鎖国していた江戸時代の日本では、そうした珍しい動物を見られなかったのではないかと思う方も多いのではないでしょうか。確…
たとえ動物であっても、宮中参内には官位が必要だったんですね。そしてようやく、江戸城で吉宗の前に!さて、この後象はどうなったかというと…
13年間は飼育されていましたが、なんせ巨体の象ですから、食費がかかるかかる!1日で、笹の葉90㎏、青草60㎏、果物80個、餡なし饅頭50個、水…ととにかく用意するのが大変でした。その後寛保元年(1741)には、民間へ払い下げられ、木戸銭をとって見世物になったのです。
異国に連れてこられ、見世物にされて、象にとっては、かなりストレスだったに違いありません。翌年象は病死してしまいます。その遺骨までも中野宝仙寺で見世物になったそう。
象は、文政7年(1824)・文久3年(1863)にも渡来しています。全国各地で動物見世物を興行してまわり、象は大活躍だったそうな。ちなみに、象は七福を生じると信じられていたとか。
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