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屈辱、魚を咥えさせて放り出す!江戸時代、女犯を犯した僧侶への本当にあった刑罰

屈辱、魚を咥えさせて放り出す!江戸時代、女犯を犯した僧侶への本当にあった刑罰

以前、江戸時代の武士への刑罰を紹介しましたが、今回は僧侶のケースを紹介します。

蟄居、島流し、切腹など江戸時代の武士への刑罰にはどんなものがあったの?

江戸時代にはどんな刑罰があったのでしょうか。[caption id="attachment_77241" align="aligncenter" width="660"] 歌川国芳「高僧御一代…

言わずもがなですが、僧侶は禁欲的な生活を強いられます。性欲、食欲、睡眠欲にあらがいつつ、修行に励みます。

そのなかで、女犯を犯した僧に対しては厳しい処罰が待っていました。

「御定書百箇条」では、江戸の住職は遠島(島流し)、住職ではない僧侶は日本橋に三日間晒されたうえ、本寺に引き渡されます。天下の往来である日本橋でのこの恥辱、たまったものではないでしょう。禁欲できなかった未熟者として、江戸の町の笑い物になるのですから。

しかし処罰はそれでは終わりません。

僧侶は本寺に引き渡された後、裸にされて魚を咥えさせられ、四つん這いにさせられて寺を追放されました。まさに畜生同然といでもいうように。これは幕府が定めたものではなく、寺で決められた私的な刑でした。

しかし、それで女犯が無くなるわけがありません。医者に化けて人目を忍んで遊女を買いに行ったり、はたまた寺ぐるみであの手この手で女を引き入れました。例えば、裁縫女とか台所女という名目で雇い入れ、またあるときは出張の売春婦を買いました。

2ページ目 禁欲どころか旺盛な性欲で身を滅ぼした僧侶

 

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