画家・竹久夢二(明治17~昭和9(1884-1934)年)というと「大正ロマン」のイメージですが、明治末にはすでに若者を中心に絶大な人気を得ていました。2018年は明治150年。それを記念して、明治時代の竹久夢二の画業にフォーカスした展覧会「明治150年記念 明治の夢二」が、竹久夢二美術館で開催されます。
竹久夢二が描く美人画は「夢二式」と呼ばれていましたが、「夢二式美人」が誕生したのも、夢二の代表作「宵待草」の原詩が発表されたのも明治時代です。浪漫主義が花開き、自己表現への関心が高まった明治30年代。それに呼応するように登場した夢二は、甘く感傷的な時代の気分を体現しました。
本展では、竹久夢二の誕生からデビュー、そして夢二が人気挿絵画家となるまでの、明治時代の竹久夢二に焦点をあてた作品が紹介されます。
展覧会「明治150年記念 明治の夢二」は、7月1日(日)~9月24日(月・祝)の期間、竹久夢二美術館で開催されます。
展覧会「明治150年記念 明治の夢二」
- 会期:7月1日(日)~9月24日(月・祝)
- 場所:竹久夢二美術館
- 開館時間:午前10時~午後5時 (入館は4時30分までにお願いします)
- 休館:日 月曜日※ただし、7/16(月・祝)、8/13(月)、9/17・24(月・祝)開館、7/17、9/18(火)休館
- 料金:一般900円/大・高生800円/中・小生400円(弥生美術館もご覧いただけます)