日本の蒸し暑い夏に涼をとる方法には扇子、扇風機、打ち水など色々ありますが、うちわも風情があっていいものです。今回紹介するのは、伊勢神宮の御山杉を使用したうちわ「常若うちわ」です。
クラウドファンディングサイト Makuakeで支援の募集をスタートした「常若うちわ」は、伊勢神宮の神域内で保護されていた樹齢300年以上の御山杉を使用したうちわなんです。伊勢神宮の御山杉と聞くと「そんなに大切なものを使っていいの?」と疑問を持つ人もいるかと思います。
「常若うちわ」が使用している御山杉は、台風などで倒れたり、枯れて参拝客に怪我をさせる可能性があるものだけを使用しているんです。なので、次に出るのはいつなのか、どれくらいの量が出るのか、見通しを立てることが難しい貴重なものなんです。
御山杉はうちわの地紙表面全体に使用。なので木目の美しさをそのままデザインとして愉しめるんです。さらに、扇ぐことで木のかぐわしい香りを愉しめるのも特徴のひとつ。
表面には耐水性や防護機能にすぐれ、木の香りを損なわないコーティングを施しており、「汗や水に弱い」という弱点を解消しています。柄や骨の部分は一つひとつ職人の手で作られた竹製。1924年創業の香川県の団扇メーカーの四国団扇が手がけています。
御山杉を使ったアイテムといえば、以前Japaaanでも紹介した財布やカードケースがあります。
樹齢300年超の重み!伊勢神宮の神域内の御山杉を使用した財布やカードケース「常若小物」
このプロジェクトは最終的に目標額を633%達成という驚異的な支援を受けて終了しましたので、今回発表された「常若うちわ」も人気のプロジェクトになるのではないでしょうか。リターンは7月中にお届け予定となっていますので今夏に間に合いますよ!
伊勢神宮の神域内で保護されていた樹齢300年以上の御山杉を使用したうちわ「常若うちわ」は現在、クラウドファンディングサイト Makuakeで支援を募っています。