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越前打刃物の職人によって鍛造された和式アウトドアナイフ「VS2」

越前打刃物の職人によって鍛造された和式アウトドアナイフ「VS2」

大人のオトコの物欲が掻き立てられる逸品がクルドファンディングで支援を募っています!今回紹介するのは、伝統工芸士が鍛造する和式アウトドアナイフ「VS2」です。

コレ系が好きな人は”和式アウトドアナイフ”という響きでもう心持っていかれちゃうわけですが、「VS2(ブイエスツー)」は、国内鋼材メーカーが開発した高耐食性鋼材を使ったブレード部を、越前武生刃物の後継者である伝統工芸士が鍛え上げたナイフなのです。

VS2の制作を担当した鍛冶職人は、700年もの歴史をもち、日本古来の火づくり鍛造技術を守り続けている越前打刃物の技術を継承する伝統工芸士「佐治武士(さじ たけし)」氏。佐治さんは、越前打刃物の産地である越前武生(現:福井県越前市)で刃物づくり90年の歴史を継ぐ三代目で、佐治さんが手がける刃物は国内外の愛好家から絶対的な指示を集めているそう。

佐治さん鍛造するブレードは武生特殊鋼材株式会社が開発した新開発鋼材「Vinno1」(ビノワン)という素材が使用されています。アウトドアにおいて様々な環境化に耐えうる素材であることは大切なことですが、この「Vinno1」はニッケルを主成分としてつくられたこの合金で、鉄成分を一切含んでいないので「錆びる」という概念がないのです。

刃物として切れ味と共に重要な硬度はHRC60以上。これは高級刃物鋼の中でも最上級と云われる「V金10号」鋼に匹敵する硬度なのだそう。

錆びることを知らない鋼材を越前打刃物の鍛錬技術の工程で仕上げられたブレードに合わせるハンドル部には鹿角が使用されています。山岳信仰において鹿は古来より神の使いともされているそうで、鹿の角は魔除けや御守りとして珍重されてきたのだそう。

「VS2」には手作業で作られた本革製のシース(鞘)が付属しています。最強の和式鍛造ナイフを腰に下げ、アウトドアライフを楽しんでみたいものです。

VS2はやはり大人気のようで、既に目標金額を大きく突破。3月19日現在、まだ支援コースは残っているようなので気になる方は要チェックです!

伝統工芸士が鍛造する和式アウトドアナイフ「VS2」

 
 

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