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このテーマセンス良すぎ!歌川広重の浮世絵の中の”おじさん”にフォーカスした展覧会「ゆる旅おじさん図譜」

このテーマセンス良すぎ!歌川広重の浮世絵の中の”おじさん”にフォーカスした展覧会「ゆる旅おじさん図譜」

この展覧会のタイトル考えた人、センス良すぎ♪

江戸時代の五街道のひとつ旧中山道の大井宿、現在の岐阜県恵那市の中山道広重美術館で、ユニークなテーマの展覧会『ゆる旅おじさん図譜』が開催されています。

歌川広重の描いた風景画、中でも東海道や中山道を描いた街道物は人気も高い名作ぞろいですが、同展では名作に描かれた風景ではなく、その中に登場する味のある旅人たちを愛情込めて「おじさん」と呼び、フォーカスしています。その姿は展覧会のタイトルにある通り、ゆるくてほっこり、ちょっと声をかけたくなるような親しみやすさにあふれた、小さな登場人物がいっぱいです。

目のつけどころとしては、以前Japaaanで紹介した「浮世絵の風景画に写り込む”あの人ら”」に近いものもあってか、Japaaan的にかなり気になる展覧会です。

めっちゃ愛らしいっ!浮世絵の風景画に写り込む「あの人ら」が可愛くてたまらない

浮世絵には美人画、役者絵、春画などさまざまな種類がありますが、名所絵・風景画はそのなかでも人気の高かったジャンルだったそうです。そして名所絵・風景画には私が「あの人ら」と敬意を込めて呼ぶ人物た…

作品の主役ではない彼らの魅せる些細な仕草や表情は、旅の風景に彩りを添え、見るものを作品の世界に引き込んでいきます。なんとも味わい深い旅人たちを描き出すのは、彼らを愛情深く観察する広重の眼差しなのです。

大判錦絵 弘化4~嘉永5年(1847-52)中山道広重美術館蔵

今回展示される作品のひとつ「東海道 十 五十三次 小田原」には、酒匂川を渡る人々と人足たちが描かれています。川岸にはふんどし姿でじゃんけんするおじさんの姿も。愛らしくって、気になるおじさんたちがいっぱいです。

浮世絵には「おじさん」たちのような、気になる脇役が登場する作品も数多く、何度も眺める楽しみのひとつでもあります。中山道の宿場町で開催される「おじさん」大百科の展覧会。旅の途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

企画展「ゆる旅おじさん図譜」

会期:2018年3月1日(木曜日)から4月1日(日曜日)
休館日:毎週月曜日、3月22日(木曜日)
会場:中山道広重美術館 展示室1(1階)
開館時間:午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料:大人510円 18歳以下無料

 

中山道広重美術館 :: ゆる旅おじさん図譜

 

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