富士山の周辺には自然にできた洞窟がたくさんあります。その中でも日本一涼しい洞窟として新聞でも取り上げられたのが、「富岳風穴・鳴沢氷穴」です。
5月に訪れた時にも中は非常にひんやり。氷柱もあって見ごたえたっぷりでした!
真夏でも洞窟内の気温は3度程度ですから、非常に涼しいひと時を過ごすことができます。今年の夏には、少し足をのばして、洞窟探検いかがですか?
昔は天然冷蔵庫「富岳風穴」
富岳風穴は天然の冷蔵庫として使われていました。電気の無い昔には、常に3度という低い気温で安定していた洞窟内に、種や繭を保存したりしていたそうです。
富岳風穴も鳴沢氷穴も天然記念物に指定されている洞窟ですが、このように歴史的に見ても価値のある場所です。
富岳風穴はなだらかな地形です。横穴の洞窟なので歩きやすいのはこちら。入り口の階段が多少急なので、そこだけ注意が必要です。
入り口の階段を下っていくと、「ここから一気に気温が下がる」というポイントがあります。洞窟内と外との空気の境目といいますか、そこを過ぎるとすぐに3度のひんやりとした空間です。
中は歴史的な場所ということもあってそれにまつわる展示もされていますが、やはり天然記念物である洞窟の自然をじっくりと観察したいところ。
特に洞窟の奥にある「ひかりごけ」はきれいですよ。
急勾配&低い天井、冒険気分の「鳴沢氷穴」
鳴沢氷穴は天上からしみ出した水滴でできた氷柱で有名な洞窟です。この氷柱は毎年4月頃に最も大きく成長するそうですよ。
そんな鳴沢氷穴は、風穴よりも急勾配で天上も低いので、より洞窟感が楽しめます。冒険気分を味わいたい!という方にはこちらがよりおすすめ。
江ノ島に通じているのではないか?なんていわれている「地獄穴」もありますので、冒険気分が高まります。
そしてなんといってもメインは天然の氷柱です。見た目にも涼感たっぷりで、ひんやりと過ごせます。
2つの洞窟は近くにあるので、同日に両方とも行くことももちろん可能です。
富士の樹海ガイドと共に2つの洞窟と樹海を探検するツアーなどもあるようですよ。