過去記事で折り紙でこんなのつくれるの!?と驚きの折り紙作品を紹介しましたが、まだまだとてつもない作品は存在します。今回は日本という場所から少し離れた、香港にお邪魔します。するとどうでしょう、猛獣たちが折り紙として暴れている!?
なんてこった、これが折り紙なのか…
元々は一枚の紙だったとは思いにくいですよね。でも実際にそうなんです。ドラゴンにグリフォンに恐竜(化石)の猛獣たちが命を吹き込まれています。
この領域までくると、もはや芸術です。これこそOrigami Artと言えるでしょう。
思わず息を呑むポートフォリオ「一紙不切」
これら作品は「KADE CHAN DESIGN STUDIO」のポートフォリオに並べられています。「一紙不切」なんとも素敵な四文字熟語なのでしょうか。牛頭人やコブラ、はたまたエイリアンやブレデターなんて猛獣を超えた地球外生命体まで一枚の紙から生まれています。ディテールに息を呑んでしまう。。
Kade Chan という若きエリート猛獣(折り紙)使い
そんな猛獣を一枚の紙から生み出しているのは、なんと香港の現役大学生です。19才の天才児。彼は「折り紙デザイナー」の肩書きをもちます。折り紙を始めたのは2005年から。国際的な折り紙コンペでも数々の賞を獲得してきました。
TVB – J2 Interview(YouTube)より
あなたは鶴の折り方を海外の人に教えられるか?
日本起原とも言われる折り紙は、海外で進化を続けているようです。日本人が何気なく思っている伝統・技術が、海外で磨かれ、その道の職人を生んでいるといえますね。日本文化が海外で少しずつ形を変えてるのだなぁ、と感慨深いです。
その反面、“日本人なのに知らない日本”が増えている事実も否めません。海外の人のほうが日本を知っている状況といいますか…Kade Chanのような新しい感覚を持つクリエーターが、海外で折り紙を”Origami”として進化させています。日本人は自分たちの伝統品をどう扱っていくのでしょうか。
何が言いたいかというと、日本人として、折り紙を知っておきたいですよね。せめて鶴くらいは折れるように…さすがに折れますよね?
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