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大河ドラマ 西郷どんの予習に!幕末の英雄・西郷隆盛の10の歩みを分かりやすく解説 [幕末編]

大河ドラマ 西郷どんの予習に!幕末の英雄・西郷隆盛の10の歩みを分かりやすく解説 [幕末編]

西郷隆盛は、言わずと知れた幕末〜明治期の英雄です。彼の存在は大きすぎ、茫洋として現代ではなかなか理解しにくい部分があります。今回はそんな西郷隆盛の歩みを10のポイントに絞ってとことん分かりやすく解説します。来年のNHK大河ドラマ「西郷どん」の予習にもご活用ください。

① 薩摩の農村の窮状を藩主・島津斉彬に送り続ける

薩摩藩(鹿児島県)の下級武士の貧しい家に生まれた西郷隆盛。18歳で藩に出仕するも当然藩主に謁見できるような身分ではありませんでした。しかし彼は一縷の望みを持って、薩摩の農村の窮状を毎月のように手紙(建白書)に書いて当時の薩摩藩主・島津斉彬に送り続けました。まさか自分の手紙は藩主読まれていないだろうと思っていた西郷ですが、なんと藩主・斉彬はその手紙をしっかり読んでいました。

才能があると認められた西郷は、異例の大抜擢で藩邸の庭を整える御庭方(おにわがた)に。なぜ御庭方かというと、庭は、藩主・斉彬が身分の低い西郷にも気軽に声をかけることのできる唯一の場所だったからです。こうして、西郷は斉彬に目をかけられるようになります。

 

② 藩主斉彬の片腕となり、一橋慶喜を将軍に押すため各地で奔走

ペリー来航後、藩主・斉彬の参勤交代に付いて江戸に行った西郷は、各藩を回って知識をつけ、斉彬の秘書的存在になります。そして一橋慶喜(のちの徳川慶喜)を次期将軍にすべく、水戸、京都など各地の一橋派を繋ぐパイプ役として奔走します。しかし結果は徳川家茂派に敗れ、失意のうちに斉彬が急死。西郷は絶望期に突入します。

2ページ目 禁門の変で大活躍。そして薩長同盟へ。

 

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