Googleにはオンラインで芸術作品を鑑賞できるGoogleアートプロジェクトというサービスがあるのですが、そのアートプロジェクトに日本の美術館が3館追加されました。
追加された美術館は大阪市立美術館、MOA美術館、山種美術館の3館。国宝3点、重要文化財53点を含む合計190点の作品がブラウザから確認できるようになっています。
今回追加された作品のうち、代表作品はこちらになります。
大阪市立美術館
重要文化財 草書四帖(米芾筆)
重要文化財 潮干狩図(葛飾北斎筆)
五星二十八宿神形図(伝・張僧繇筆)
石造 菩薩交脚龕
ほか、計56作品
MOA美術館
国宝「紅白梅図屏風」 尾形光琳
国宝「色絵藤花文茶壺」 野々村仁清
国宝「手鑑「翰墨城」 白氏文集切・春遊
ほか、76作品
山種美術館
重要文化財 「班猫」 竹内栖鳳
重要文化財 「炎舞」 速水御舟
重要文化財 「名樹散椿」 速水御舟
重要美術品 秋草鶉図 酒井抱一
二代目嵐龍蔵の金貸石部金吉 東洲斎写楽
年暮る 東山魁夷
レストラン(オ・レヴェイユ・マタン) 佐伯祐三
「醍醐」 奥村土牛
ほか、58作品
Googleアートプロジェクトは様々な作品を高解像度でブラウザから簡単に閲覧でき、マウス操作で作品の一部分をピンポイントに拡大することもできるので、細かい作品をじっくり鑑することができるほか、作品の質感なども捉えることが出来るとてもユニークなプロジェクトです。
北斎の神奈川沖浪裏の波しぶきを精細度で確認してみたり…
尾形光琳の紅白梅図屏風(国宝)をじっくり鑑賞してみたり…
だれもが自宅に居ながらにして、気軽に世界中のアート作品をじっくりと鑑賞できる。こういったサービスがあればもしかしたら「あの名画に新発見!」なんていうことが実際に起こるのも時間の問題かもしれません。