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お歯黒塗っていざ家事を!水汲み、炊事、お裁縫…江戸時代も主婦の仕事は多し
主婦たちは、朝からやるべきことがたくさん!夜明けの鐘で一日が始まり、主婦たちは家族より一足早く早起きします。
水汲みからスタート
お歯黒を塗ったりお化粧を終えたら、家事のスタート。まずは、井戸で水を汲みます。裏長屋の共同の井戸の多くは、水道井戸でした。この水道井戸とは、神田上水や玉川上水、亀有上水などをはじめとする江戸の六上水から江戸市中に供給される上水道のこと。水を汲んだら、家の土間にある水瓶をいっぱいにします。
そして、朝の重要な仕事といえば、飯炊きです。朝のうちに、その日の分すべてお米を炊いていたとか。
洗濯は、どんな感じだったんでしょうか?水辺で足踏みをしたりたたき洗いをしたりと、汚れがひどいものは洗濯もひと苦労です、きっと。やがて、たらいでのもみ洗いが普及し、井戸端でしゃがんで洗濯するようになりました。
掃除も、主婦の仕事です。水ぶきやほうきでの掃除が主で、長屋や農家では、柄のつかないほうきが使用されていました。ほうきやはたきも手作りしていたとか。例えば、はたきは使い捨ての和紙を縦に細かく切ったものを束ねたら、出来上がり。
裁縫は、一人前の女の基準とされていたそうな。13歳までは一通り縫えるようになっていなければいけません。町屋の娘の中には、針師匠に子女が習いに行くこともあったそう。反物を買えるのは上流の人のみだったので、庶民は機織りしたり古着を買うのが常。古着はどんなに安いといってもやはりお金がかかりますから、機織りする人が多かったのかもしれませんね。
毎日家族を支える主婦たちは、朝から晩まで、家のことや子供のことで大忙し。その合間に、井戸で、主婦たちの井戸端会議をしたり、お昼寝をしたりと、上手に息抜きをしていたようです。
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