3月3日に任天堂の待望の新ゲーム機「Nintendo Switch」が発売されました。売れ行きは絶好調で、国内では現在、どこのショップでも売り切れの状態が続いています。
Nintendo Switchのローンチタイトルにもなったゲームソフトのひとつが、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」。人気タイトル・ゼルダの伝説の新作ですが、ブレス オブ ザ ワイルドは国内外で非常に高い評価を得ています。
今回は「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の作中に宿る日本文化をいくつか紹介します。すでにプレイした人の中には気付いた人もいるかと思いますが、なかなか興味深い繋がりもありますので要チェックです。
おなじみのカカリコ村は和風テイスト
これまでリリースされたゼルダの伝説でも登場した村「カカリコ村」。今作のカカリコ村は和風な雰囲気が漂っています。
家の屋根は茅葺き屋根で、松の木がモチーフになっているような木が植えられています。村人の衣装も古の日本を感じさせてくれますね。全体的に古来日本の原風景的印象が強い村となっています。
京都の地形を参考にしたゼルダの伝説のオープンワールド
今回のゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドの特徴の一つは、プレイヤーが縦横無尽にゲームの世界を動き回れるオープンワールド(オープンエア)という形を採用していること。
オープンワールドで制作をする上で、ゲーム中の世界の遊びやすいサイズ感を決めるのに、京都の街のサイズを参考にしたそうです。任天堂の本社は京都にあり、さらに開発者も京都で生まれ育ったということもあり、京都の街の地形を当てはめてサイズ感を計っていたんです。
以下ムービー、2分33秒あたりから。
建築物などのデザインは日本の縄文文化をイメージ
ゲーム中に登場する祠や古代文明を思わせる建築物の独特なデザインは、ゼルダの伝説の世界を特徴付ける大切な要素になっていますが、これらのデザインは日本の縄文文化からインスピレーションを受けデザインされています。
紋様などを見てみると、確かに縄文土器の装飾に影響を受けている感じはしますね。不思議な雰囲気、ミステリアスな感じを出したかった為、割と世界の人たちに知られていない文化のデザインを取り入れたのだそう。
以下ムービー、7分49秒あたりから。
Nintendo Switchは予約すら取れない状況が続いており、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」をプレイしたくてうずうずしている人も少なくないと思いますが、プレイできるその日まで、開発者たちのゲームにかける思いに耳を傾けてみるのもいいでしょう。