これは見逃せない展示!
室町時代発祥の幻の染物と言われる「辻が花染め」をご存知でしょうか?辻が花染めは縫締絞の紋様染で、室町時代に庶民の小袖から始まり、後に高級品となりますが、江戸時代初期に姿を消したとされています。
そんな「辻が花染め」を再現しさらに独自の技法を加えて伝統技術を復活深化させた人物が染色家 久保田一竹(享年85歳)。今年は同氏の生誕100周年だそうで、それを記念して久保田一竹氏の「一竹辻が花」作品が特別展示されますよ!
見よこの美しさ!
着物は本来の"着るもの"としての側面と、アートや伝統美術としての側面がある多角的に楽しめる伝統文化ですが、「辻が花染め」はまさにアートとしての着物の極み。このような作品を、な、なんと入場無料で観覧できるのです!
展示されるのは富士山をテーマとした作品を中心に「一竹辻が花」6点と、一竹氏のルーツともいえる友禅作品2点。一竹氏の愛用した道具類や、一竹氏が収集していた古代とんぼ玉14点も展示されます。
「富士山を愛した染色家久保田一竹の世界展~ 一竹生誕100周年記念 美への探求」と題された展示は東京・西新宿の京王プラザホテルのアートロビー他で3月28日(火)~4月30日(日)の期間で開催されます。
4月25日(火)には特別イベント 「幻の染物「一竹辻が花」についてのお話を聞く午餐会」が開催されますが、こちらは有料で要予約とのことです。
4/25(火) 幻の染物「一竹辻が花」についてのお話を聞く午餐会
参考: 久保田一竹美術館