年に2回だけ開催の貴重な美術館、大阪「藤田美術館」で雅やかな世界に息を呑む!

桜狩りの場面を蒔絵にした国宝『桜狩蒔絵硯箱』。昨年の琳派イヤーに各地で作品が出されていた尾形光琳の作品で、伊勢物語の舞台となる桜の名所が描かれています。

この作品を展示しているのが、大阪城の北側にある小さな美術館『藤田美術館』。年に2回、春と秋にだけ開館している美術館です。

春季開館中の藤田美術館で、2016年3月5日から6月12日まで『絵ものがたり』というタイトルでの展覧会が開かれています。桜狩蒔絵硯箱をはじめ、いにしえより受け継がれてきた絵巻、掛け軸、工芸品に描かれた、雅やかな世界が公開中。

 

小さな美術館と侮るなかれ。国宝や重文の作品を所有し、年2回の開館を待ちに待っている人は多いのです。その理由の一つは、藤田美術館の至宝『曜変天目茶碗』。

宇宙の写真?と思ってしまうかもしれないですが、違います!両手にすっぽり入るような茶碗です。徳川家康から水戸徳川に渡り、そして今、藤田美術館が所有されています。

中国福建省建陽市にあった窯で作られた天目茶碗の最高級が曜変天目。世界に3点しか残っておらず、それらはすべて日本で国宝に指定されています。幾多の戦禍もくぐり、守られてきたのでしょう。

写真から感じることができるように、小さな茶碗の中に壮大な宇宙が見える。。。その時に感じる気持ちは家康も、今の私たちも同じに違いありません。過去にもまた宇宙にも想いを馳せてしまうそんな作品ですね。

年に2回だけの鑑賞のチャンスをお見逃しなく。

藤田美術館展覧会:絵ものがたり
会場:藤田美術館 大阪府大阪市都島区網島町10−32
会期:2016年3月5日〜6月12日
休館日:毎月曜、3月22日
入館料:大人¥800、大高生¥500、小中学生¥300

公式サイト:藤田美術館

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