日本の伝統工芸の技術と精密工業技術との見事なコラボレーションが生まれました。セイコーの機械式ウォッチブランド「プレザージュ」の頂点シリーズ「プレステージライン」から、日本の伝統工芸である漆塗りを文字盤に用いた新モデルが登場します。
漆黒の光沢が美しい漆塗りのダイヤルを監修したのは、金沢の漆芸家 田村一舟氏。金属製の文字盤に漆を直接加工する革新的な製造手法と、なめらかな盤面を生み出す伝承の技を組み合わせて仕上げられるダイヤルは、多くの漆器職人が携わり、何十回も塗りと研ぎを繰り返して作られます。美しい光沢を持ちつつも、針の邪魔をしない厚みに仕上げるのは高度な技術が必要な手作業のため、1日に15枚ほどしか仕上げられないそうです。
多針モデル、3針モデルともにエレガントなフォルムのケース、針は漆黒に映える金色。漆塗りの魅力を活かすため、ダイヤルを覆うガラス面の内側には無反射コーティングが施されています。裏蓋はシースルーバックになっており、メカニカルな内部の精密な動きを見ることもできます。
多針モデル 「SARW013」 130,000円+税
3針モデル 「SARX029」 110,000円+税
まさにプレステージな仕上がりの漆黒モデル。身につけたら立ち居振る舞いまで変わりそうです。