日本各地にはさまざまなお祭りがありますよね。古くからの伝統を今でも続けているもの、地域の色が出ているユニークなものなど、各地に少なくともひとつは名物のお祭りがあるのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、日本だけでなく外国人観光客からも注目を集める「豊年祭(ほうねんまつり)」というお祭りです。
「豊年祭」と呼ばれるお祭りは全国の数か所で行われていますが、今回ご紹介するのは、愛知県小牧市の田縣神社で行われている「豊年祭」です。
田縣神社で行われている「豊年祭」とは?
愛知県小牧市の田縣(たがた)神社では、毎年3月15日に「豊年祭」が行われています。このお祭りが有名なのは、直径60cm、長さ2m、重さ400kgにも及ぶ大きな「男茎形」の神輿をかつぐという理由から。この男茎形は毎年ヒノキで作られています。子孫繫栄や万物育成、五穀豊穣などを願うお祭りです。
天下の珍祭!?
インパクトの大きな「豊年祭」ですが、「あいち観光ナビ」などのサイトには「天下の珍祭」という文字が。ちなみに、「男茎形」の神輿のサイズが2mになったのは、戦後のことだそう。お祭りの観光化に伴い、男根が強調されるようになったとか。
これを一目見ようと、日本だけでなく海外からも多くの観光客が訪れています(2023年、コロナウイルス感染の状況の改善により、4年ぶりに開催)。
また、このお祭りは、「野も山も みなほほえむや 田縣祭」と詠まれたこともあります。恥ずかしながらも、みんなが思わずほほえんでしまう祭りだと言えるのではないでしょうか。