先日「阿修羅ライクで男心くすぐるカッコいい植木鉢(テラリウム)「PLANTS OF GODS TERRARIUM 」」で阿修羅をちょっとばかり取り上げましたが、阿修羅と言ったら仏像ファンにとっては国宝 阿修羅展での阿修羅ブームが記憶に新しいところ。
その阿修羅の骨格ってどうなってるのだろう?
…気になります。
そんな疑問を解決してくれる作品を作り上げてくれていた方が存在していることを知っているだろうか?その人は林宗将さん。2013年の成安造形大学の卒業制作として阿修羅の骨格造型「Asura」を見事に作り上げたのです。
その作品がこちら。
阿修羅の最大の特徴である三面六臂(三つの顔に六つの腕) の骨格があらわになった作品。素晴らしいの一言。
そしてこの骨格、アートとして片付けるわけにはいかないのです。この作品を作り上げた林さんは解剖学の情報を集め、その上でこの阿修羅骨格を構築するに至ったのです。
すでに証明されている情報と「こうなっているのでは?」という未知の領域をうまく組み合わせることの面白さと大切さを教えてくれる素晴らしい作品ですね。
成安造形大学美術領域現代アートコースの学生による進級制作『阿修羅骨格像』(すみませんタイトル記録してきてないです)。初期の段階で僕も随分アドバイスしました。 pic.twitter.com/1tgxdqbpPn
— 小田隆 (@studiocorvo) 2014, 2月 1