2022年 初夏に全国ロードショーが予定されている劇場アニメーション『犬王』のディザービジュアルが解禁されました。
「平家物語 犬王の巻」(古川日出男 著)を原作に、室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王と、そのバディである琵琶法師・友魚の友情を描く劇場アニメーション『犬王』。
湯浅政明(監督)×松本大洋(キャラクター原案)×野木亜紀子(脚本)といった最強のクリエイター陣ということもあり、2022年注目映画の1本となっています。
ディザービジュアルでは、異形の能楽師・犬王と、盲目の琵琶法師・友魚が、その琵琶の音色に乗って楽しげに踊る姿が描かれています。
7月には、犬王役には「女王蜂」のボーカル・アヴちゃんが、バディの友魚役には俳優の森山未來さんが務めることが発表され、その後、第二弾キャストとして、柄本佑さん、津田健次郎さん、松重豊さんらの参加も発表されました。
またこのほど、フランスでは、2022年1月27～30日に開催される第49回アングレーム国際漫画祭でのプレミア上映とアート展が開催され、2022年1月26日(水)～2月6日(日)の第51回ロッテルダム国際映画祭でも、上映されることが発表されました。
アニメーション映画『犬王』 あらすじ
室町の京の都、猿楽の一座に生まれた異形の子、犬王。周囲に疎まれ、その顔は瓢箪の面で隠された。 ある日犬王は、平家の呪いで盲目になった琵琶法師の少年・友魚と出会う。名よりも先に、歌と舞を交わす二人。 友魚は琵琶の弦を弾き、犬王は足を踏み鳴らす。一瞬にして拡がる、二人だけの呼吸、二人だけの世界。 「ここから始まるんだ俺たちは！」 壮絶な運命すら楽しみ、力強い舞で自らの人生を切り拓く犬王。呪いの真相を求め、琵琶を掻き鳴らし異界と共振する友魚。乱世を生き抜くためのバディとなった二人は、お互いの才能を開花させ、唯一無二のエンターテイナーとして人々を熱狂させていく。頂点を極めた二人を待ち受けるものとは――？ 歴史に隠された実在の能楽師＝ポップスター・犬王と友魚から生まれた、時を超えた友情の物語。