紅(べに)といえば、お猪口や貝に塗りつけたものがイメージですよね。
舞妓さんのおちょぼ口、芸妓さん方のつやっぽい口元、特に着物などではやっぱり現代のグロス系のものよりしっくりする気がしますね。
こういうのね。
赤ではなくラメがかった緑色に見えます。これを水で溶いて唇に塗ると赤く発色するのです。
紅はかつて「金一匁が紅一匁」といわれるほど高価なもので紅を指すことが女のステイタスだったとか。今でもいくつかのメーカーで市販されていますが、その手間から昔と同じくとても高価なものになっています。なかなか日常的に使うというわけには手間的にも価格的にもいきません。
そんな悩み(?)にいいものを見つけました!
資生堂の舞台用化粧用品のシリーズの中にある棒状の紅。水で溶いて使うようです。そして、この舞台用シリーズ、なんと価格はほとんど500円前後!
肌にあうあわないはあるのかもしれませんが、この価格でならお試しだってOKですよね。レトロでキッチュなパッケージデザインもかわいいし、頬紅としても使えるらしいのでお得感100%です。
浮世絵などで見かける紅をさすという行為は、女性のしぐさとしてもとても素敵に見えます。手軽なグロスもいいけど、こういうひと手間をかけられる時間や余裕、憧れますね。