古い町並みの昭和な看板フォントを後世に「のらもじ発見プロジェクト」

増田 吉孝

昨年ネットで注目を浴びたプロジェクトですが、まだJapaaanで記事にしていませんでしたのでご紹介。

古い町並み、、、時代的には江戸〜明治というよりも昭和初期の趣を残す町並みでしょうか。そんな町並みを歩いているとなんかとっても個性的で愛らしい看板に出会う事があります。たとえばこんなかんじです。

こういった古いけれども愛らしいフォントを「のらもじ」と称して、後世に残っていくように応援するプロジェクトが今回紹介する「のらもじ発見プロジェクト」です。

のらもじ発見プロジェクトでは現在9つのフォントがのらもじとして紹介され、それぞれのフォントの形状を分析しフォント化して配布しています。

さらにステキなのは、フォントのダウンロードの際にドネーションダウンロードが用意されており、ダウンロードする際に寄付をする事ができるのです。寄付金はのらもじの提供者に支払われ、それが看板を後世に残すためのサポートとなるわけです。

フォントデザインを通して日本文化とネットが見事につながったプロジェクトですよね。のらもじ発見プロジェクトのホームページではさらに、好きなテキストを入力してそのテキストをのらもじに変換してくれるサービスも提供しています。

たとえばこんな感じ。

昭和なかほりたっぷりに、のらもじでかなり遊べますよ。

こういったのらもじが多く存在する商店街をぶらり散歩するのが好きな人ってけっこういる気がします。筆者もその一人。そういったのらもじマップなんか作ったら面白いかもしれませんね。

そういったスポットを紹介する事でシャッター商店街になってしまっている商店街が潤う…とまでは言いませんが、街におとずれるひとつのきっかけとなることでしょう。

のらもじ発見プロジェクト

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