江戸時代の絵師の魂を感じる肉筆画が集結「筆魂 線の引力・色の魔力―又兵衛から北斎・国芳まで―」開催中

Japaaan編集部

東京都墨田区にある「すみだ北斎美術館」にて、展覧会「筆魂 線の引力・色の魔力―又兵衛から北斎・国芳まで―」が開催中です。

浮世絵といえば版画が連想されますが、絵師が絵筆をふるった一点ものの肉筆画のほうが発生は古く、複雑で奥深い彩色技法や、描き手の筆づかいを直接感じることができます。

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開催中の本展では、浮世絵の先駆とされる岩佐又兵衛をはじめ、浮世絵の始祖である菱川師宣、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川国芳などの60人に及ぶ浮世絵師の肉筆画約125点が展示されます。

重要文化財、重要美術品、新発見、再発見、初公開作品約40点を含む見どころが満載の展覧会なので、浮世絵の源流である肉筆画を通して、300年に及ぶ浮世絵の歴史を体感できるでしょう。

本展では新発見、再発見、初公開作品を多数出品されているとのこと。それぞれの絵師の巧みな線の引力、色の魔力、そして絵に宿る筆魂を堪能してみてはいかがでしょうか?

筆魂 線の引力・色の魔力―又兵衛から北斎・国芳まで―

 

すみだ北斎美術館

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