日本の高校生がローザンヌ優勝!実は日本はバレエ大国なのか調べてみた。

木地谷

ローザンヌ国際バレエコンクール

先日、嬉しいニュースが届いた。私の地元の高校生、二山治雄君のローザンヌ国際バレエコンクールでの優勝のニュースである。このコンクールでは、過去にあの熊川哲也さんも優勝している。

実際、私はバレエはまったくわからない。わからないけど地元の高校生が優勝したという事で、ちょっと調べてみた。

優勝した二山君の陰に隠れてしまっているが、なんと二位も日本人、前田紗江さんである。「もしかして日本ってバレエ界ではスゴイの?」そんな疑問を抱きつつ過去の受賞者を調べると・・・・

ローザンヌでは、2007年2位、2009年3位、2010年3位、2012年優勝、2013年3位。日本人が受賞しているのである。もちろんローザンヌだけでなく、他のコンクール(バルナ・モスクワ)でも毎年のように日本人の受賞者がいた。

「これは、もう間違いなく日本はバレエ大国なのでは?」と思い始めたその時、衝撃の情報が・・・

海外の有望な若手はコンクールに出場するのではなく、名門バレエ団の付属学校に入学して技を磨くのだそう。今回のローザンヌ国際バレエコンクール参加者、全71名中、日本人は21人である。

また、ローザンヌの入賞者でも世界的な名門バレエ団(ロイヤルバレエとかボリショイ)の舞台に立つのは至難の業。とのこと。

そう、そもそも日本人と海外では、入り口が違うのだ。二山君らはココで入賞する事によって、ようやく国際舞台のスタートラインに立ったところなのだ。(入賞者は好きなバレエ学校に留学できる)

と言う事は、まだまだ日本はバレエ大国とは言えないのである。だが、バレエの裾野が広がってますます若手が増えている事には変わりない。

日本のバレエの実力を世界へ、がんばれ!二山君!!

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