日本では江戸時代に始まった浮世絵のムーブメントによって昔から親しまれていた版画。江戸時代の浮世絵は現在のアートという括りよりも庶民がもっと気軽に楽しめるものでした。
版画といえば浮世絵を連想する人が多いように、少し前のアートと感じる人もいると思いますが、現在でも様々な作家が版画作品を制作しています。
今回紹介するのは木版画家の森村 玲さんの作品。
版画が持つ独特な素朴感と柔らかさを感じますが、何かそれだけではない強さを感じます。構図といい反復する線やオブジェクトといい、普通の版画にはないモダンで大人な雰囲気がありますよね。
この反復がシンプルでミニマルなもんだからどこかデジタル感もあってナイス作品ばかり。
森村さん1948年山形県生まれで、絵本、挿絵や広告などの仕事をされる傍ら、デパートや画廊での個展も行っているそう。情報は少ないのですが個展が開催された際には是非一度作品を見てみたいですね。
こちらに作品が多数紹介されています。
MORIMURA Ray