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不浄負け、マゲ掴み、ゴミ捨て?大相撲のビックリな反則負けを紹介

不浄負け、マゲ掴み、ゴミ捨て?大相撲のビックリな反則負けを紹介

近ごろは判定厳しい「マゲ掴み」

マゲを掴んで反則負けとなるケースは、近年増加傾向にあります。その原因の1つとして、2014年10月に行われた理事会で、それまで「頭髪を『故意に』掴むこと」とされていた大相撲の反則規定から「故意に」という部分が削除されることが決まり、同年の11月場所から施行されたことが挙げられます。これによって、意図的にマゲを掴んだわけではなくても「マゲを掴んだ」という事実が確認されれば「反則負け」を取られるようになってしまったのです。

土俵上のゴミを捨てたら負け!?

その他の変わった「反則負け」としては、1968年9月場所初日の十両・和晃と朝嵐の取組みがあります。

どんな反則が行われたのかというと、なんと!立ち合いの前の「制限時間いっぱい」の時に、朝嵐が土俵の上のゴミを拾い土俵の外へ捨てに行ったことが、審判員から反則として指摘されてしまったのです!「えっ?それって反則なの!?」と思われた方も多いでしょうが、実は大相撲の内規の1つには「制限時間後に土俵の外に出た場合は負けとする」というものがあるのです。ゴミを捨てたことが反則ではなく、土俵の外に出たことで反則を取られてしまいました。

初日から「そんな〜(泣)」な反則黒星スタートでしたが、朝嵐はこの場所で8勝7敗と勝ち越しを決めました!

相撲は「礼に始まり、礼に終わる」の精神が随所に見られる世界なのです。

 

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