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伊達政宗ゆかりの「ある物」が埋まってる?オフィス街のド真ん中にある「大日如来」とは?

伊達政宗ゆかりの「ある物」が埋まってる?オフィス街のド真ん中にある「大日如来」とは?

伊達政宗は山形県米沢生まれ。政宗に従って、米沢の職人達が仙台に移り住んだとされています。現在も住所や通りの名前として残っている、立町(たちまち)、大町(おおまち)、南町(みなみまち)、そして大日如来のある柳町(やなぎまち)も、職人が多く住んだ町人町でした。

仙台城は青葉山中腹にあり、現在の仙台駅を見下ろすような位置関係です。仙台市中心部は政宗が作った碁盤の目のような街並みが、そのまま現代に残っています。

東西に、定禅寺通り広瀬通り青葉通り南町通り柳町通りと並び、交差するように、一番町、東二番町、と番号の付いた通りが南北に並んでいます。

境内から見上げてみると、左手に37階建ての「仙台トラストタワービル」が見えます。仙台で最も高いこのビルには、大手企業の仙台支店、レストランや病院もあり、上層階に「ウェスティンホテル仙台」があります。

「大日如来」の境内には町のシンボルである柳が植えられており、通りの人たちによって、大切に保護されています。また、参拝客が休める小さなベンチもあり、暖かい季節にはランチを食べるOLさんの姿もチラホラ見かけます。

「大日如来」は毎年71920日を夏祭りの日と定めています。この日程は移動することなく、平日であっても柳町通りは通行止めになります。いつもは営業の車が多く走る通りも、夏祭りの二日間は朝から浴衣姿の人々で賑わい、仕事どころではなくなってしまうようです。

伊達政宗が町を創った最初の道具である「計測用の縄」が納められている「大日さん」。仙台に観光でお越しの際に、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

 

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