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2018年箱根駅伝を観戦しよう 2018年も神の降臨あるか!?お正月の茶の間を湧かせた箱根駅伝の「山の神」たち

2018年も神の降臨あるか!?お正月の茶の間を湧かせた箱根駅伝の「山の神」たち

山の神を超える、山の神童!その名は柏原竜二!

今でも覚えている人が多いであろう、「山の神を超える、山の神童!その名は柏原竜二!」という、アナウンサーの興奮した叫び声。今井選手と同じ福島県出身の柏原竜二選手は、貧血体質だったこともあり、いわき総合高校2年までは輝かしい戦歴があまりない選手でした。

柏原選手が素晴らしい活躍を見せるようになったのは、貧血を克服した高校3年生から。その後東洋大学へ入学、2008年の関東インカレ10000mで日本人トップの3位入賞を果たしたのを皮切りに、彼は大躍進を始めます。

2009年の第85回箱根駅伝では5区を任され、9位で襷を受け取ると前を走る8校をごぼう抜き!トップから4分58秒の差を逆転し、東洋大学の初優勝に貢献しました。

(東洋大学構内の、東洋大学の箱根駅伝初優勝を記念する石碑)

この時の柏原選手の記録は、前項の今井選手が2007年に記録したタイムを47秒上回るものだったため、柏原選手は「神・山の神」「山の神童」と呼ばれ、時の人となりました。

その後も柏原選手は4年連続で箱根の5区を走り、4度とも区間賞を獲得し、3度区間新記録を更新、東洋大学の黄金時代を支えました。しかし本人はこの大活躍の結果「山だけ速い奴」と思われることに対して、かなりの抵抗があったようです。

東洋大学卒業後は富士通へ入社、陸上競技部で活躍しましたが、2017年3月31日付けで引退を発表しました。

3ページ目 コース変更後の山登りで柏原竜二を超えた!神野大地

 

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