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昭和レトロな温もりと懐かしさ溢れる「昭和×東京下町セレナーデ 滝田ゆう展」開催

昭和レトロな温もりと懐かしさ溢れる「昭和×東京下町セレナーデ 滝田ゆう展」開催

東京都文京区弥生にある弥生美術館で「昭和×東京下町セレナーデ 滝田ゆう展」が開催されることとなりました。

漫画家・滝田ゆう氏(1931〜1990)は、戦前の東京下町・向島区の寺島町の私娼街として知られた「玉の井」で生まれ育ちました。レトロで温かく柔らかなタッチの作品には、戦前の昔懐かしい東京下町の風景が数多く描かれています。

同展では、連載開始から50年となる代表作「寺島町奇譚」の原画の他、戦前・戦中の東京下町の風俗が綿密に描きこまれたカラーイラストや、私小説ならぬ私漫画「泥鰌庵閑話」の原画、関連資料など多数が紹介されます。

かつて、小説家・永井荷風が「濹東綺譚」などの作品で、外部の人物としての目線で「玉の井」の町を描きましたが、滝田ゆうはそこに住んでいた人の視線で、戦火で失われてしまった寺島町の庶民の日常と懐かしい町の面影を、手仕事とも呼べる細かさで描き出しています。

優しく微笑んだ女性のイラストは、漫画としてよりも挿絵などで目にされたことのある方も多いかもしれません。昭和の懐かしさがあふれる展覧会。2018年の新年早々の開催となります。美術館事始めとしていかがでしょうか。

昭和×東京下町セレナーデ 滝田ゆう展

会期:2018年1月3日(水)~3月25日(日)
開館時間:午前10時~午後5時 (入館は4時30分まで)
休館日:月曜休館 *ただし、1月8日・2月12日(月祝)開館、1月9日・2月13日(火)休館
料金:一般900円/大・高生800円/中・小生400円(竹久夢二美術館もご覧いただけます)

弥生美術館・竹久夢二美術館

 

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