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百人一首のピュアな恋の歌は、実は不遇の生涯を送った廃帝・崇徳院の執念の歌?

百人一首のピュアな恋の歌は、実は不遇の生涯を送った廃帝・崇徳院の執念の歌?

現在の崇徳院は…?

慶応4(1868)年、父・孝明天皇の遺志を継いだ明治天皇によって、京都に白峯神宮が創建されました。崇徳院の神霊はここに移され、藤原中麻呂の乱で淡路に流されて、同じく京に二度と戻ることのないまま亡くなった淳仁天皇とともに、御祭神として祀られています。

現在この神社には、「まり」の守護神として「精大明神」も祀られていて、スポーツの守護神・武芸上達・上昇気運の神様として、日々参拝者が訪れる京都の人気スポットの1つとなっています。

政治の実権が朝廷・貴族から武士へと移っていく直前の、激動の院政期。その時代を生きた悲劇の廃帝の情熱と執念は、形は違えどもようやく報われたのかもしれませんね。

 

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