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妖怪との遭遇率高し!?江戸時代、山の中にはどんな妖怪が棲んでいた?

妖怪との遭遇率高し!?江戸時代、山の中にはどんな妖怪が棲んでいた?

日本各地の山の妖怪たち

そのほかにも、日本全国に地域に根付いた妖怪がおり、手長足長(山形)、酒呑童子(京都)、後追い小僧(神奈川)、一本ダタラ(奈良)、カシャンボ(和歌山)、笑い男(高知などユニークな名前のものもたくさん!

山形県にある皇海山には、手が長い妖怪と足が長い妖怪が棲んでいたとか。この妖怪が組になって人を襲うなどの悪行を繰り返していたので、手長足長と一括りにして呼ばれるようになったのでしょう。

京都の大江山一帯にいた酒呑童子は、鬼の総領だけあって、その存在感そして風貌はかなりの迫力!身長は6m以上、目は15個、角は5本。まさに、鬼!ですね。

後追い小僧は少年の姿をしていて、絣の着物や毛皮などを纏っており、言葉は話さず物音一つたてません。山中を歩く人の後ろをそっとついていき、時には火を灯しながら人の前に現れることもありました。この妖怪は人に危害を与えませんが、追い払いたいときは、持っている食べ物を辺りの岩や切株の上に置いていくといいのだそうです。

一紀伊半島の山中に棲んでいたのは、一本ダタラ。一つ目に一本足の妖怪で、12月20日が一本ダタラに遭う厄日と言われていました。

和歌山県の熊野地方には、カシャンボという妖怪が棲んでいたという言い伝えがあります。どんな姿か定かではありませんが、河童に似ているともいわれていました。

高知県の山中に潜む笑い男は、なぜだか人に会うと笑い始めるんだとか。笑い声はどんどん大きくなり、いつしか山全体に響きわたるほどの声に。その笑い男の笑い声を聞いたら、一生忘れられないとのこと。いったいどんな姿をしているのか、気になるところです。

妖怪は、人気のないところに現れやすいもの。山中は、妖怪に遭遇する確率が高い場所といえるでしょう。貴方はどの妖怪に会ってみたいですか?

参考文献:

 

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