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ニャンコやワンコが沢山!動物モチーフの美術作品がズラリ勢揃いの展覧会「動物集合」

ニャンコやワンコが沢山!動物モチーフの美術作品がズラリ勢揃いの展覧会「動物集合」

動物モチーフの工芸作品、美術作品がズラリと並ぶ展覧会が、東京国立近代美術館工芸館で開催されています。

近現代の美術作品を収集、所蔵する東京国立近代美術館は、本館、フィルムセンター、工芸館の3館から構成され、東京のど真ん中・北の丸公園の中にある美術館。この工芸館で、動物に関わる作品を集めた所蔵作品展が「動物集合」。

工芸作品、美術作品には数えだしたらキリがないほどの動物たちが取り上げられ、珍獣や想像上の生き物などが登場することも珍しくありません。もともと動物には願いや祈りが込められていたり、象徴的な存在として捉えられてきました。

古くから想像力の源となってきた動物たちですが、近現代においては、これまでのイメージにとらわれない作品を制作する作家も登場、素材や技法の特性を活かした造形に挑み、個性的な作品が数多く生み出されています。

大塚茂吉《猫》2005年 東京国立近代美術館蔵

作者はイタリアでテラコッタの技術を学んだ大塚茂吉さん。まっすぐな眼差し、凛とした姿勢、神秘的な雰囲気に溢れた作品には、つい見入ってしまいます。

辻清明《信楽珍獣》 2006年 東京国立近代美術館蔵

田口善国《漆透かし絵 犬》 1985年 東京国立近代美術館蔵

鳥類は、美しさや吉祥の象徴でもあり、さまざまな作品に登場しています。

松田権六《蒔絵鷺文飾箱》 1961年 東京国立近代美術館蔵

この展覧会ではテキスタイルで表現された動物、やきもので作られたネコ、蒔絵や漆芸などの伝統工芸に登場するツルや鷺など、動物の種類だけではなく、素材や技法もさまざまな作品が、バラエティ豊かに展示されています。

鈴木長吉《十二の鷹》(部分)1893年 東京国立近代美術館蔵

興味深いのは、作品の中に描き出された動物だけでなく、貝殻を使った螺鈿、蚕が吐き出した糸から作られる絹、蜂の巣から採れる蜜蝋といった、素材として使われている動物の要素にも着目している点。作品を鑑賞しているときには、素材としての動物にはあまり関心を払わない部分かもしれません。

同展では、会期中に春休みやゴールデンウィークが含まれることもあり、こどもが参加して楽しめるワークショップも開催されます。詳細は公式サイトでご確認下さい。

工芸館の建物に隣接する北の丸公園や千鳥ヶ淵の桜は、これからが開花シーズン。お花見も兼ねて、工芸品の動物たちに会いに行ってみませんか?

「動物集合」展チラシ

動物集合
会場:東京国立近代美術館工芸館 東京都千代田区北の丸公園1−1
会期:2017年2月28日(火)-2017年5月21日(日)
開館時間:10:00 – 17:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日(3月20日、27日、4月3日、5月1日は開館)、3月21日(火)
観覧料:一般210円(100円) 大学生70円

 

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