エンターテイメント - 日本文化と今をつなぐ。Japaaan

PPAPアレンジも話題の古典邦楽!様々なジャンルの邦楽の魅力が堪能できる「邦楽演奏会」が開催

PPAPアレンジも話題の古典邦楽!様々なジャンルの邦楽の魅力が堪能できる「邦楽演奏会」が開催

先日、PPAPの国立劇場バージョンPNSP(ペンヌリサンポ―サンポ―ペン)が公開され、そのかっこよさで大きな話題となりました。PNSPを演奏しているのは長唄囃子連中。古典邦楽・長唄を演奏するプロフェショナルの方々です。

国立劇場さん何やってんすかwww PPAPを三味線など和楽器でアレンジしたバージョンを公開

昨年、世界的にブレイクしたピコ太郎さんのPPAP。Youtubeではいろんな国々からアレンジバージョンが公開され、年末年始にはさだまさしさんまで和風バージョンを公開する人気ぶり。[insert…

邦楽には長唄のほかにも数々のジャンルがあり、それぞれの魅力にあふれています。そんな様々なジャンルの邦楽の魅力を一度に堪能できるお得なイベント「第47回 邦楽演奏会」が、国立劇場小劇場にて2月25日に開催されます!

今回の公演は都民芸術フェスティバル参加公演ということで、江戸・東京にちなんだ楽曲を中心としたラインナップ。義太夫・清元・古曲・三曲・新内・常磐津・長唄・琵琶・小唄の9つのジャンルが参加します。

出典:東京発フリー写真素材集

9つのジャンルの中でも、特におススメしたいのが「新内節」です。新内節は歌舞伎などの劇場音楽から離れていったため、現代ではなかなか聞く機会のない音楽ですが、江戸時代の市井の人々にとってはとても身近なストリートミュージックでした。三味線で弾き語りながら、吉原を中心とした花街の街頭などをそぞろ歩く「新内流し」という演奏方法で、江戸の庶民や遊女たちに愛されていました。遊女たちが唄の世界に自らの心を寄せた、哀愁溢れるさすらいの音楽です。

今回、第一部で演奏されるのは「蘭蝶」とも呼ばれる曲『若木仇名草(お宮口説)』。遊女に入れあげた夫を支えきれなくなったお宮という女が、当の遊女に会いにゆき、どうか夫と別れてほしいと切々と訴えかける場面での“縁でこそあれ末かけて…”という名文句がよく知られる、新内節の代表曲です。

第二部の『明烏夢泡雪(部屋)』は実際に起きた心中事件を題材に作られたものです。山名屋の遊女・浦里と春日屋時次郎の恋路がどうにもならず、心中という結末を選ぶまでに追い込まれる壮絶な胸の内が語られます。

出典:The Metropolitan Museum of Art

二曲ともに新内節の名作中の名作。涙を零しながら語るような悲哀と色っぽさの香る演奏で描き出される世界は、現代を生きる私たちの胸にも突き刺さるものがあります。ぜひ一度お聞きください!

そんな新内節のみならず、古典邦楽は物語に節をつけて語る「語り物」と呼ばれる楽曲が多いため、歌詞が非常に重要です。とはいえ初めての古典邦楽鑑賞でいきなり歌詞を聞き取るのは至難の技。そんな方のためにこの演奏会では、曲目・演者の解説付きの無料パンフレットや、歌詞の字幕表示が用意されているので、音楽の内容がとてもわかりやすくなっています。

「第47回 邦楽演奏会」は、人間国宝の方も参加する公演が各部3000円というお手頃な価格設定。第一部の前半はお子様も楽しめる内容のようですので、小中学生の方にもおすすめです。和楽器はかっこいいけど、敷居が高くてどこに聞きに行ったらいいのかわからない…という方も、ぜひこの機会に生の演奏に触れてみてくださいね。

第47回 邦楽演奏会

開催日:2017年2月25日(土)
時間:第一部 12:00開演(11時開場)第二部 16:00開演(15時半会場)※各部2時間50分上演予定。(途中休憩有)
会場:国立劇場 小劇場
入場料:一般自由席3000円

参考:都民芸術フェスティバル

 

RELATED 関連する記事

 
閉じる