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ネオ日本画を標榜するアーティスト 天明屋尚の個展『天明屋尚「形質転換」展』が開催

ネオ日本画を標榜するアーティスト 天明屋尚の個展『天明屋尚「形質転換」展』が開催

日本伝統絵画を現代に転生させる独自の絵画表現「ネオ日本画」を標榜し、絵筆で闘う『武闘家』を名乗る現代アーティスト・天明屋尚(てんみょうや ひさし)さんの個展が開催されます。

2017年1月10日〜2月20日まで、東京都新宿区のミヅマアートギャラリーで開催される『天明屋尚「形質転換」展』。日本の現代アートを代表する作家のひとりである天明屋尚さんの2年ぶりの個展となります。

天明屋尚「黒塗机器人形兜図屏風」2016 アクリル絵具、木、金箔 150x300cm ©TENMYOUYA Hisashi Courtesy Mizuma Art Gallery

天明屋尚「黒塗机器人形兜図屏風」2016 アクリル絵具、木、金箔
150x300cm
©TENMYOUYA Hisashi
Courtesy Mizuma Art Gallery

 

展覧会のタイトルにある『形質転換(Transformation)』とは、生物学の用語で、外部から与えたDNAを遺伝情報として組み込み、個体の表現型を変化させること。日本の古くから伝わる美術のコンセプトや組成を踏まえて、意図的に変化させた作品を生みだしてきた天明屋氏の作風にぴったりの言葉です。

展示作品のひとつ『黒塗机器人形兜図屏風(くろぬりろぼっとがたかぶとずびょうぶ)』は、黒い甲冑を身につけ、太刀を腰に差したたサムライのようなロボットの側面を描いています。金屏風に流れるように描かれる鮮やかな曲線は、琳派の紅梅図屏風を彷彿とさせつつ、ロボットから出る「気」のようにも、マントのようにも見えます。直線的なロボットと曲線との対比に目を奪われてしまう作品。

同展では作者不明の洛中洛外図を大胆にトランスフォームさせた、天明屋氏の作品の中では最大級の平面作品、仏画を現代風にアレンジした作品、鎧兜を変異させた立体作品が展示されます。あわせて、初の試みとなる写真作品も発表予定とのこと。

琳派、円山派、武者絵、洛中洛外図、仏画、鎧兜など、多岐にわたる流派や系譜からインスピレーションを受けつつ、伝統の破壊と現代的表現へと形質転換させた、バリエーション豊かな内容の展覧会。ネオ日本画の世界へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

天明屋尚「形質転換」展
会期:2017年1月10日〜2017年2月10日
時間:11:00〜19:00
休廊:日・月・祝日
会場:ミヅマアートギャラリー

 

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