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話題の『佐川男子』 乙女攻略の伝統に脱帽

話題の『佐川男子』 乙女攻略の伝統に脱帽

佐川急便のイケメンドライバーを集めた写真集『佐川男子』の発売を記念して、書店で握手会が開かれるというので潜入して来ました。『佐川男子』はグラビアのみならず、佐川男子の生態や仕事ぶりなどをマンガやイラストを織り交ぜて紹介しているフォトブックで、今年の8月に発売以来マスコミでもかなり話題になり、写真集ランキングで3位に入るほどの売れ行きらしいです。

近年「佐川萌え」なる言葉を生み出すほどに、密かに主婦たちの人気を集めていたというイケメンドライバーたち。

かつて宅急便のお兄さんと主婦と言えば「団地妻シリーズ」に見るような男性目線のいかがわしいものでしたが、今回は完全に女性目線にシフトしているのも時代の流れなのでしょうか。女性目線はあくまでエロではなく、「乙女の胸キュン」的な妄想のようですが。

さて握手会の会場は新宿の地下街サブナードにある福家書店。開始の夕方6時半に訪れてみると、すでにテレビカメラが10台以上スタンバイし、ファンの女性たちが行列をなしています。最初はまず撮影会。登場した7人のドライバーに向かって、フラッシュが焚かれ、女子たちはさかんに写メを撮りまくっています。

カメラの向こうにいるのは、例の青いストライプ柄のポロシャツを着た佐川の社員ドライバー7名。さっきまで仕事してました感がにじみ出ていて、オーラはあまりありません。自己紹介も「〇〇地区担当 〇〇です」と、会社の忘年会のような地味なノリです。しかし媚びのないさわやかさは、ジャニーズや韓流スターにはない精悍さがあります。

この新しいジャンルは、若い女性からオバサマまで虜にして、更なる次のブームを巻き起こすかもしれません。

しかし佐川もウマイこと考えたなぁと関心してしまいます。佐川急便事件が起こった1990年代、このような事態を誰が予想したでしょう。

そういえばその事件の頃に「佐川のトラックに描かれている飛脚の赤い褌を触ると、恋が成就する」なんていう迷信が巷で流行ったことがあります。あの飛脚マークのトラックを現在見ることはできませんが。

佐川急便は男臭い運送会社のイメージを払拭しようと、そして件の政治家がらみの黒いイメージも拭い去ろうと、乙女攻略に出るのが伝統なのかもしれませんね。それにしても、まさか運送会社の社員が黄色い声援を浴びるとは…。

 

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