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山鉾巡行の「正しい」見方を、あなただけにお教えします

山鉾巡行の「正しい」見方を、あなただけにお教えします

山鉾巡行の正しい見方を、あなただけにお教えします。

まず、現地へ行ってはいけません。暑いからです。良くて、陽に焼け過ぎる快晴。悪くて、街が蒸し風呂化する曇 or 雨。最悪で、台風。どの目が出ても、地獄です。有名な盆地効果も、暑さを促進します。2011年度は、15人の方が救急搬送されました。行ってはいけません。KBS京都かそれをネットした中継を見ましょう。京都に住む人間も、大半はそうしてます。

それでも生で見たくて京都入りしてしまった方は、早起きをしてはいけません。9時ぐらいまで寝過ごしましょう。早く行っても、混んでて疲れるだけです。「注連縄切りが見れない」と思うかもしれませんが、宿のTVで見れます。注連縄切りもくじ改めも、KBS京都がきれいに撮ってくれます。やることは毎年同じなので、慣れたものです。また、現場に根を張るカメラマンの誰かが【速報】とか言ってブログにアップしたりもします。ツイッターにリアルタイムで流す人もいます。それらを見れば充分です。

巡行現場には、10時、いや11時くらいに着くようにしましょう。11時を過ぎると、最混雑ポイントである四条河原町も雰囲気はかなりダレてきます。何故ダレるかといえば、暑さでバテるからです。また、何割かの方は「大して面白いもんでもないな」と感じるようになるからです。まだ人は多いもの、巡行開始時のテンパった空気は薄れ、見物の最前列へ出るのも若干楽になります。先頭の長刀鉾は見れませんが、最後尾の大船鉾はおそらくまだスタートしたばかり。そう、この大船鉾は今年、実に142年ぶりで巡行へ復帰します。唐櫃の巡行とはいえ、間違いなく今年最大の見所といえるでしょう。


どこへ行こうが暑いので、おすすめの観覧ポイントは特にありませんが、強いて挙げるなら、烏丸御池を過ぎた山鉾が自分の町へ帰るあたりが良いかも知れません。細い通りを巨大な鉾がノッソノッソと通る様は、観光化される以前の巡行の姿を垣間見せるものがあります。

そのまま山鉾を追いかけ、四条新町まで出るのもいいでしょう。ここで山鉾を見る「好き者」は、結構います。また、近所の食堂・相生餅本店で、さっきまで鉾を引いてた人たちに紛れながら昼食を取るのもいいかもしれません。もしおはぎが注文できたら、京都のきつねうどん(いわゆるきざみ) or たぬきうどん(同あんかけ)と一緒に食べてみて下さい。暑いけど。

以上、山鉾巡行の「正しい」見方を、あなただけにお教えしました。本当に「正しい」かどうかは、あなただけが知ってます。

 

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