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江戸末期の謎の絵師を辿る……恐ろしくて美しい「絵金蔵」

江戸末期の謎の絵師を辿る……恐ろしくて美しい「絵金蔵」

四国は高知の小さな湊町に、江戸末期の美しさを蘇らせた場所があるのをご存知ですか?

恐ろしくて美しい……その場所は、「絵金蔵」。

祭りの夜の暗闇に、蝋燭の灯りに照らされて、屏風に描かれた歌舞伎のワンシーンが妖しく浮かび上がる……

四谷怪談……義経千本桜……
屏風に描かれた芝居のそれら一場面は、暗闇に揺れる光のなか、怖く美しくうごめきます。

その芝居絵を描いたのは、江戸末期の天才画家、弘瀬金蔵こと通称「絵金」。

もとは土佐藩家老の御用をつとめる狩野派の天才絵師でしたが、贋作の疑いをかけられ追放・破門。その後、一時は消息を絶つも、のちに土佐の片田舎で「町絵師・金蔵」として提灯・絵馬・凧などに絵を描き続けました。なかでも金蔵が屏風に描いた「芝居絵」は人気が高く、今でも毎年7月の祭りの夜に町に飾られています。

13461293560l▲義経千本桜

この金蔵=絵金の芝居絵が、祭り以外でも見られるのが「絵金蔵」です。

写真 (14)

館内はとても暗く……

蔵の入り口で渡された提灯をかざしながら、暗闇のなか、絵金の芝居絵を見てまわります。
※写真撮影がNGなので、詳細をお見せできないのが残念!

 

暗闇に浮かぶ芝居絵屏風とは……?

気になる方は絵金蔵 公式ホームページをご覧ください四国の端の片田舎。江戸の妖しさと美しさが残るこの「絵金蔵」へ、ぜひ足をお運びください。

ちなみに、「絵金蔵」の向かいには歌舞伎仕掛けのつまった芝居小屋「弁天座」があり、見学ができます。こちらも合わせて、江戸・明治の芝居の深淵を覗いてみませんか?

▼弁天座

写真 (15)

 

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